前回実施のWebアンケートでは、20代〜30代の約7割が宅食サービスを認識していることがわかりました。
しかし、必ずしも「認識している=利用している」とは限りません。
そこで、前回と同じ条件の20代と30代にWebアンケートを取り、宅食サービスの利用実態を調査しました。
若い人は宅食サービスを知っていても、実際に利用しているの?
上記の疑問をデータをもとに解説していきます!
アンケート対象者について
今回の調査対象は、全国の20代〜30代の男女1,000名です。年代別の内訳は以下のとおり。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 250名 | 250名 |
30代 | 250名 | 250名 |
20代と30代で均等に回答が得られたため、バランスが取れた結果となっています。
結果発表!宅食サービスの利用実態

- いいえ、一度も利用したことがない:729名(72.9%)
- はい、時々利用している(不定期):87名(8.7%)
- はい、定期的に利用している(週1回以上食べる):94名(9.4%)
- 過去に利用したことはあるが、今は使っていない:90名(9.0%)
約73%が「宅食サービスを一度も利用したことがない」と回答
20代〜30代の約73%が「宅食サービスを一度も利用したことがない」と答えており、若い世代にはまだ、宅食サービスがあまり浸透していないことが明らかとなりました。
この背景には、
- 価格が高そうに感じる
- 味や量に不安がある
- 自炊や外食で十分だと考えている
といった理由があると考えられます。
忙しい日々を送る一方で、コストパフォーマンにも敏感な若い世代にとって「気になるけど、なかなか試す機会がない」という人が多くいることが予想されます。
一方で、「定期的に利用している(9.4%)」「時々利用している(8.7%)」という回答を合わせると、約18%の人が宅食サービスを利用していることがわかり、一部の消費者には確実に受け入れられている傾向も伺えます。
そして「過去に利用したことはあるが、今は使っていない(9.0%)」という回答にも注目すべきです。
上記の層は、一度は宅食に関心を持ったものの、何らかの理由で継続利用に至らなかった可能性があります。
- 価格やメニュー内容への満足度
- 配送の柔軟さ
- 継続的に利用することへの経済的・時間的負担
といった複数の要因が影響していると考えられます。
男女別に見る「宅食サービス」利用実態の違い

- 一度も利用したことがない:342人(68.4%)
- 定期的に利用している(週1回以上食べる):60人(12.0%)
- 時々利用している(不定期):46人(9.2%)
- 過去に利用したことはあるが、今は使っていない:52人(10.4%)

- 一度も利用したことがない:387人(77.4%)
- 定期的に利用している(週1回以上食べる):34人(6.8%)
- 時々利用している(不定期):41人(8.2%)
- 過去に利用したことはあるが、今は使っていない:38人(7.6%)
宅食サービスの利用状況には男女間で明確な差が見られました。
「一度も利用したことがない」と回答した割合は、男性が68.4%であったのに対し、女性は77.4%と約9ポイント高く、女性の方が宅食サービスを利用した経験が少ない傾向が読み取れます。
また「定期的に利用している(週1回以上食べる)」と回答した割合は、男性が12.0%、女性が6.8%と、男性の方が積極的に定期利用していることが分かります。
そして「過去に利用したが、現在は利用していない」という回答も、男性(10.4%)が女性(7.6%)を上回っており、男性の方が試しに利用した経験がある割合も高いことが示されました。
総じて、男性の方が宅食サービスに対して関心や利用意欲が高い傾向が見られる一方で、女性の間ではまだ普及が進んでいない状況が浮き彫りとなりました。
まとめ
今回は、20代〜30代の宅食サービスの利用実態を調査しました。
結果は以下のとおりです。
- 「宅食サービスを一度も利用したことがない」層が73%と、若い世代に宅食サービスはまだ浸透していない
- 宅食サービスは女性よりも男性のほうが積極的に定期利用している
今回の調査から20代と30代の多くの人にとって、宅食サービスはまだ馴染みが薄いとわかりました。
しかし、宅食サービスには「手軽に美味しい食事を楽しみたい」といった現代人のニーズに応えるものがたくさん存在しています。
宅食びよりでは、より多くの方々に宅食サービスの魅力を知っていただくため、今後も有益な情報発信に努めてまいります。